ヒトの遺伝子検査の実際
3-5.固形腫瘍の検査(胃がんの遺伝子検査)
胃では、胃の粘膜から発生する一般な「胃がん」の他に、 粘膜の下の間質から発生する消化管間質腫瘍と言う鑑別の困難な 「がん」が発生することがあります。
この消化管間質腫瘍にも悪性度の高いのもから低悪性度のものまであります。
その判定には困難なことがあります。
そこで遺伝子検査で詳しく調べることがあります。
方法は上図のように、消化管間質腫瘍の組織の一部を採取して、 遺伝子(DNA)を抽出します。
抽出した遺伝子(DNA)を用いて消化管間質腫瘍の関連遺伝子を増幅させます。
その関連遺伝子の塩基配列をシークエンサーを用いて正確に調べます。
その関連遺伝子のある特定の部位に変異があるタイプの消化管間質腫瘍では、 悪性度が高く特殊な薬であるイマチニブが有効であると言われています。
