ヒトの遺伝子検査の実際
遺伝子検査の検査方法と種類(1)
遺伝子検査の検査方法と種類(1)

実際に病院や検査センターで行なわれている遺伝子検査法をいくつか
ご紹介しましょう。
古くは遺伝病などの検査には染色体検査といって、細胞の分裂期に
出現する染色体の形と数を調べていました。
通常、ヒトの染色体数は23対、つまり46本の染色体が存在します。
この染色体の数と形を検査しています。
現在でもこの染色体検査法はとても重要なのですが、遺伝子検査で
はFISH法という方法を用いて検査を行います。
FISH法は、からだの一部から組織片を採取して薄く切り出してガラス
の上に貼り付けます。
そのガラス上に貼り付いている細胞の特定の遺伝子だけに蛍光物を
結合させて蛍光顕微鏡で観察します。
すると上図のように蛍光を発するようになります。
その蛍光物の数や状態を調べることによって特定遺伝子の検査が行
えるのです。
上図では、通常2個しかない遺伝子が3個に増えてしまっています。
つまり特定遺伝子の数の異状による疾患が考えられます。
もちろん染色体検査を行なった場合でも上図の様に染色体数に
異状が発見されます。