ヒトの遺伝子検査の実際
なぜ診療に遺伝子検査が必要なのか?
なぜ診療に遺伝子検査が必要なのか?

なぜ診療に遺伝子検査が必要なのでしょうか?
例えば、結核菌などの病原微生物を同定する場合には、
今までは培養を行わなければならなかったのです。
しかもその同定には数日間も時間がかかっていました。
しかし、遺伝子検査(PCR法)を用いれば1日のうちに
結核菌の同定できます。
この遺伝子検査を行なうことにより、いままで数日間も
かかった長い時間を、わずか数時間で結果がでてしま
うのです。
つまり、検査時間を短縮することにより結核菌が周りへ
の感染を早期のうちに防ぐことができるのです。
また、インフルエンザなどの種類も迅速に判別できるた
め感染源の特定やワクチンの早期作成が可能になります。
さらには、過去には親子鑑定などでは正確な判断ができま
せんでしたが、遺伝子検査を行なうことでほぼ90%以上の
確立で鑑定できます。
もちろん、白血病やガンなどの悪性度や遺伝病の正確な
診断が可能になります。
また、これまで病院などに蓄えられた病理検査で用いられ
るパラフィン包埋ブロックや凍結生検材料からも遺伝子検査
が可能なため、当時では分らなかった病気の診断も今日で
は可能になってきています。
遺伝子検査が有益に行なわれる理由として以下の
ことが挙げられます。
1.従来の検査方法では診断が付かない場合
2.病気の種類を決める診断や治療効果の判定
3.短時間で検査結果を必要とする場合
4.過去の検体材料から遺伝子解析が必要な場合
上記の場合には遺伝子検査の威力が最も発揮され、
さまざまな診療や診断に役立っています。