ヒトの遺伝子検査の実際
遺伝子検査の検査方法と種類(3)
遺伝子検査の検査方法と種類(3)

どんな遺伝子(DNA)検査でも、まず調べたい遺伝子の特定範囲を増幅させる必要が
あります。
すなわち必ずPCR法が利用されています。
(つまりPCR法は遺伝子検査にとって無くてはならない非常に大切な方法なのです。)
病気やアレルギー体質などの原因遺伝子の特定な領域だけPCR法で増幅してから、
アガロースゲル(寒天)を用いて電気泳動を行ないます。
遺伝子はアガロースゲルの中で電流を流すとマイナスからプラスへ向かって流れます。
しかも、大きな遺伝子はアガロースゲル中では遅く、小さな遺伝子は早く流れるので
前もって決められた大きさの遺伝子だけを観察することやアガロースゲルから特定の
大きさの遺伝子(DNA)を切り取って解析することができます。
【ハイブリダイゼーション法】
アガロースゲルを用いて電気泳動を行った後に、特殊な膜に遺伝子(DNA)を
アガロースゲルからそのままの状態で移動(転写)させることが出来ます。
そして、発色物を付着させたある特定の塩基配列にしか結合しないプローブを
用いて決まった塩基配列を含む遺伝子(DNA)を検出することが出来ます。
このプローブが特殊な膜に転写された遺伝子に結合することによって発色物質
が肉眼的に確認することが出来ます。
【シークエンス法】
また、増幅した特定範囲の遺伝子(DNA)だけをアガロースゲルから切り取って
抽出することもできます。
抽出した遺伝子(DNA)の塩基配列をシークエンサーなどを用いて正常な塩基
配列なのか変異な配列なのかを解析することが出来ます。