はじめに
遺伝子とはいったい何なのでしょうか?
あなたは遺伝子についてどのくらいご存知でしょうか?
オタマジャクシはカエルに、サルの子はサルに、ヒトの赤ちゃんはヒトになります。
決してオタマジャクシはクジラやゾウにはなりません!
→→→→えっ?
これは、それぞれ決まった動物になるための「種」の遺伝子を持っているからです。
気の遠くなるような時間を経て、しかも生き残りをかけて作り上げられたその「種」の
遺伝子が、それぞれの環境に適合し、生き残ってゆくための本能やからだの形を作
り上げているのです。
また、ヒトでも肌の黒い人種や白い人種、黄色い人種が存在します。
透き通った瞳の青いヒト、魅惑的な瞳の黒いヒトなどが存在します。
これもまたヒトの遺伝子の仕業です。
さらには、生まれてくる赤ちゃんはその成長とともに親に似てきます。
頭の良い両親には賢い子が生まれてくることが多く、また、父親が
ハゲていれば多くの場合、息子さんもハゲてきます。
しかし、場合によっては例外も存在します。
これらは全て遺伝子に関わっています。
これらの不思議な遺伝子の働きを調べて、それぞれの現象の原因を探り、
ヒトの生活に役立てようと行われるものが遺伝子検査なのです。
遺伝子検査は、いろんな分野で活躍しています。植物や魚、家畜にもこの遺伝子
検査が行われています。しかし、遺伝子検査と言う言葉は、一般的には医学に応
用されている医療のための検査に使用されることが多いようです。
遺伝病や特定の病気は古くから遺伝することが判っていましたが、最近になって
生活習慣病など、そのほとんどすべての病気について遺伝子が関わっていること
が判ってきました。
そして、これらの疾患は前もって関係している遺伝子を調べることによって、その
疾患に対する予防や治療に役立てることが可能となりつつあります。
また、医学以外の分野では寒さなどに耐える生命力の強い稲とおいしい稲の遺
伝子を調べ、強くておいしい収穫の安定したご飯を提供できる稲を作ることも可能
です。
魚好きの人にとっては食卓に並ぶマグロなどの刺身は、いったい何処から獲れた
のかが気になることでしょう。

これらの疑問も遺伝子検査によって近海から取れたマグロなのか?
それとも遠洋から獲れたマグロなのか?が判ります。
遺伝子についての様々な検査・研究は、これからもドンドン増えてくることでしょう。
私たち一般市民も遺伝子検査について勉強し、何がヒトの生活にとって有益であ
るのか?何が不利益となるのか?をじっくりと見定めることが必要です。